2014年12月10日水曜日

旅!さいたままで ~10日目 郡上八幡まで~

11月19日、10日目。


午前3時。寒さの限界と共に目覚める。
寒さに起こされる感じだったけど、でも、普段の生活より、すんなり目覚められる。
不思議なものです。

1日前が、実はしし座流星群のピークだった。
今日も見えるんじゃない?そう思ってテントの外でふとまだ真っ暗な空を見上げると、
流れ星が一つ。
何だか、それで満足してしまい、黙々と片づけを始める。
意外と荷積みまで90分。このペースは保持してるみたい。

因みに、テントの水滴を掃おうと、フライシートをはたいてもはたいても、水滴が取れない。あれ?触ると、全部凍ってました。はい、零下です。そりゃ寒いです。

まだ半分眠いからか、寒いからか、テントをちゃんとたたんでしまう気力もなく、ややはみ出し気味にしまって、バイクに括り付け。

4時半。いざ、出発です。


ありがとう、曽爾高原。


次回はもっと寒さ対策をしてから来ます。
そしてもっとゆっくりしたいと思います。


さて。今日も長旅、岐阜まで。目指すは郡上八幡です。

国道で走ればいいものを、ちょっと近道かも?と県道を選ぶ。
というか、山で夜走りを選択した自分を少し悔いる。

・・・・動物、出てきませんように。特にイノシシ。

と、心の中で祈りながら走り始めました。

だって、バイクで動物と鉢合わすような経験、ないから。町っ子だから。

でも、出会ってしまいました。

鹿に。二度も。

幸い、もはや宇宙服状態でカブにまたがった、鹿から見ても意味不明の生き物である
私を見るなり、あちらも逃げてくれましたので、無事に下山出来ました。

でも、ドキッとしますね~、慣れてないから。
伊勢で出会った山好きの女性の方は、『キャンプしてたら、鹿が来たんだよ~、かわいかったよ~』とお話ししてくださいましたが、その余裕が、すごくカッコいいな~、と、今になって尊敬です。

さて、ゆっくりと夜も明けてきまして、どんどんと北上して参ります。

今日はまた、素晴らしい快晴!青空のスッキリ感が、やはり東京とは違うんですね~。
清々しい!

と、気持ちよく走っておりましたら、想像以上に早く、郡上についてしまいました。

13時。

一応、宿の前にバイクを置かせて頂いて、郡上の街を歩いてみます。

郡上八幡、私はここの生活に根付いた水路のある景色を見たくて見たくて、やってきたのですが。

意外と、水路がふさがれて居ました。残念。

正直、私の育った国分寺も、名水百選があるので、その程度の小川があるくらいは、あまり新鮮味はなく。

『水路と生活』のリアルなつながりが見たかったのですが、

観れたのは、観光客を引かんばかりのスピードで走り抜ける地元の車の多さ。
そのために塞がれて、蜘蛛の巣がかかっている水路。

キレイな水路がある通りは2割程度でした。


あれあれ~。残念。


ご存知のかたもいらっしゃるかと思いますが、ここは、『郡上踊り』という踊りが夏にありまして、町内のお地蔵さんを巡ってそこで踊りを献上する、というしきたりがあるそうで、その時期はものすごい賑わうのだそうです。

そして、ものすごいオフシーズンに来てしまった私。

思いがけずテンション落ちましたが、なんてたって、24日にもう一つ東京で本番がある身ですので、冒険できません。ここで2泊して、ゆっくりスタミナを充填することにしました。
国分寺お鷹の道を彷彿とさせる水路。


 洗濯場。季節的にも、使ってる人は見かけず。残念。

 吉田川。とってもきれいでした。インドのリシケシを思い出します。
 そして、2泊お世話になったゲストハウスまちやど。ここに泊まってよかった!という展開がこの後待っていました。


つづく・・・。

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